01 August

■ 松井大輔 仏1部デビュー戦でアシスト

 何かと「デビュー」ネタに事欠かない最近の当ブログ。昨夜はまた1つ、フランスに渡って1年が経った松井大輔のフランスリーグ開幕戦に着目してみた。

 すでに存在を忘れている人もいるかもしれないので松井について簡単過ぎる補足を(というか、私も詳しくは知らないけど・・・)。日本では京都パープルサンガに所属し、日本代表としてはフル代表のひとつ下であるU-21だかユース代表だかで中盤を務め豊富なテクニックを披露していた。そして昨シーズン、勇躍フランスリーグの2部だったルマンというチームへの移籍を決め、見事にシーズン2位になり昇格を果たした上での今季初戦だったわけ。


 そんなルマンの初戦の対戦相手がなんとリーグ4連覇を達成し、今季史上初となる5連覇を目指す王者・リヨンだった。2部上がりのチームがいきなりフランス全土への全国中継の標的となったのである。松井にとってはフランス国民に名前を売る最大のチャンスが訪れた形。

 キックオフ目前。私はかつて中村俊輔がレッジーナでデビューしたときの様子が繰り返されるのではないか、と想像していた。そこで繰り広げられていたのはミランやユヴェントスのサッカーの質とはほど遠い、ジュビロやアントラーズの方が上なんじゃないかとも思わせるほど、簡単なトラップをミスしシュートが枠に飛ばない、"セリエA"のサッカーだった。

 その予想はいい意味で裏切られることとなった。初戦を迎えた王者のパフォーマンスが物足りなすぎたのだ。技術の差は運動量でカバーとばかりにホームのルマンイレブンはよく動いた。色は違えど拮抗したゲームはそれだけで見応えがある。そして松井である。事前の監督インタビューで

「松井はうちのアイドルだからね。当然スタメンだよ」

のようなVTRが流れていた。アイドル?単なる外人のリップサービスに過ぎないんじゃないのか。

 現実は違った。松井のファーストタッチ、スタンドの至るところからこの日一番の歓声が揚がったのだ。「ダイスケ〜!」と。別段いいプレーをしたわけではなく、ただボールが渡ってきただけだったにも関わらず。そこには、チームNO.1の技量を認められ「松井なら何かやってくれる」という昨年為しえてきた実績が物語るサポーターに愛されている証だった。

 しかしがむしゃらに動き回るチームメイトに比べ、松井の動きはどこか緩慢に見えた。時おりアップで映される表情も冴えがない。2部ってのはこんな程度で評価されるものなのか?しかし答えはやや違ったようだ。後半で途中交替することとなったのだが

「やっと体が慣れてきたところで代えられてしまった」

というコメントを本人が洩らしている。王者と同じく松井自身も、長いシーズン通して活躍するための調整をしてきた結果だったように思う。そしてその100%でない出来でも松井は魅せてくれた。1点リードされて迎えた後半、中盤から弾き出されたスルーパスに飛び出すとペナルティーエリア左からしっかりと中央の状況を確認し的確なラストパス。味方選手はただ合わせるだけで事足りたのだった。


 ゲームの方は失点後にすぐあっさりと突き放すという格の違いを見せつけたリヨンが2−1で順当に制した。そしてリヨンの先制点を挙げたのはあの男だった。そう、他でもない、元アーセナルの一員だったヴィルトールである。現在のピレスと同様、1年契約を頑なに主張するクラブ側と対立しチームを飛び出して1年、紛れもないフォワードのエースとしてチームを見事に牽引している。

 遡ればアンリ、ジダンなど数多のスタープレイヤーを輩出しているフランスリーグだが欧州列強のトップリーグとはクラブチームレベルでは一線を画するところがある。そのため誰しもに名前が売れているのはピエールとナポレオンくらいなものか(^^;)オランダと同じく、優秀な若手輸出リーグとして伏兵の名を一層轟かせてくれるとまたチャンピオンズリーグもより面白くなる。


 昨日は結局宝くじの一件の後、日本代表戦とバルサTVのクラシコVTR、そして上述のゲームと3試合観た(ヒマ人?)のだが印象深かったリーグ開幕戦を取り上げた。いよいよフットボールシーズンも幕開けの時期。そして相変わらずシーズン前のテストマッチは無敗のアーセナル。また楽しみな1年が訪れようとしている。

18:42:59 | guippo | No comments | TrackBacks

29 July

■ リュングベリの残留が決定

 他のどんなニュースよりも待ち望んでいた、喉から手が出るほど手繰り寄せたかった思いが結実した。リュングベリの2007年までの契約更新が成立したのだ。

 25得点を挙げ2004-05シーズンも得点王に輝いたアンリ。その身に故障を抱えながらも抜群のスピードと流麗なテクニックで次々とゴールを攫った。しかし一たびアンリがサイドに流れたとき、チームとしての得点力が減少傾向にあったこともまた事実だった。それはリュングベリが怪我で戦線離脱していたとき、より顕著に現れた。

 流れを見極め的確な判断で前線に顔を見せていたヴィエラがいなくなった。残りのセンター・ミッドフィルダーであるジウベルト、セスクやフラミニはまず第一に安定した守備をすること、そして攻撃の起点となることにプレーの比重を置いている。そのためそこまで大胆な飛び出しを見せることは数多くはなかった。

 生粋のセンターフォワードを欠き、時にぽっかりと前線にスペース、というか"穴"ができるアーセナルオフェンス陣にとって、突如としてゴール前に現れる神出鬼没なリュングベリの存在はそれはもう必要不可欠なものだった。それだけにこの残留報道はたかが一サポーターの肩の荷を随分と軽くしてくれている。今年も怪我に負けずにがんばってくれ、フレディ。


 昨夜、ArsenalTVの再放送でバーネットとのテストマッチを見物。開始2分で新加入のフレブがゴール。チームに溶け込む一発としてこの上ない好スタートをきったことになる。まだ球出しの間が遅れたり、フリーでゴールに迫る際のタイミングを図ったりと慣れが必要ではあろうが、持ち前のユーティリティ振りを発揮してチームに貢献してもらえたらと思う。

 これで残すところはまたレアルにチョッカイを出されているジュリオ・バティスタとキーパーの問題かな。自軍ディフェンスの冷静な分析をホント頼んますよ、プロフェッサー。ではちょっくら新潟行ってきます。

17:40:42 | guippo | No comments | TrackBacks

16 July

■ Vieira, whoa-oh oh

「たまにはどこか連れていきなさいよ!」

 顔中をススまみれにしたVAIOがそう投げ掛けているような気がしたので買い物ついでに持ち出すことにした。というわけでただ今モバイル中。


 ヴィエラがいなくなった。ここ2、3年レアルへの移籍の噂が後を断たなかったが、今年は浮いた話は他のプレイヤーに向いていた節があったので安心していた。そんなところにユヴェントス移籍決定の報が。しかも移籍金はわずか20億だとか。確かに昨シーズンのどこか集中力を欠いたプレーを見ている限り、環境を変えるのが一番彼にとってはいい選択だったのかもしれない。9年間アーセナルを率いてくれた恩は忘れない。それにしてもビアンコネロのシャツが、あの褐色で長身の身なりにものすごくマッチしそうなのが何とも。

 ヴィエラに続いてピレスもユヴェントス入りするのではないかという話もある。そしてリュングベリやアシュリー・コールにも移籍の噂が絶えない。エドゥーに至っては、コンフェデ杯の日本戦でアナウンサーが、

「バレンシアのエドゥーが出てきました」

とまあ移籍した事実を試合最中に知らされる始末だった。


 シュツットガルトからフレブが新加入したほか、レジェスとクリシーがそれぞれ長期の契約を結んだが、今年は2007年の新スタジアムこけら落としに向けて大切な1年になるはずである。

「チェルシーの補強が終わらない限り、我々は動くに動けない」

とヴェンゲルも弱音を吐いていて、いったいアーセナルはどういう布陣で今季の開幕を迎えるんだろうか。余りにも不安だ・・・


 ではお呼びがかかったので、これにて東池袋より失礼する。

14:21:31 | guippo | No comments | TrackBacks

22 June

■ コンフェデ杯 独亜それぞれの思惑は?

 予選リーグ最終節。開催国ドイツ、そしてアルゼンチンともにここまで2戦2勝で早々と決勝トーナメント進出を確定させていたわけだが、関心をそそられたのは準決勝での対戦相手についてだった。メキシコがブラジルを破るという番狂わせを起こしたがためにグループBの1位に座るのはメキシコとなることがほぼ決定付けられている(ギリシャのコンディションがユーロ2004当時のものとはほど遠いため)。従ってこのゲームに勝利しA組1位の名誉を手にすることとはそのままセミファイナルで"ブラジルと当たる"ことを意味していた。そんな状況下に置かれすでに次のステージへの権利を手中に収めている2強がどういう作戦でこのゲームに挑むのか、そこに拘りを持って見届けたく、炎症の残る体を圧して生観戦することに決めた。

 体裁だけを取り繕って大幅にメンバーを落としてくるのか、それとも消極的な戦法に終始して無難に負けてみせるのか。しかし発表されたスタメンから自らの浅はかさを早速痛感させられることとなる。フタを開けてみればドイツはベストと思える布陣からバラック、フリンクスの2枚が欠けただけ、アルゼンチンに至ってはほぼベストメンバーであった。

 ゲーム内容も予期していたものとは異なり濃いものだった。序盤こそドイツにペースを握られアルゼンチンは形を作れず押し込まれていたが次第に勢力は拮抗へと向かった。極めつけはこのシーン。前半の何分くらいだかは覚えていないがアルゼンチンの選手(誰だか忘れた)がペナルティエリアのすぐ外でボールをもらいすぐさま反転、前を向きラストパスを放とうというその瞬間にドイツの3バックの隙間を縫ってアルゼンチンの4人の選手が一斉に飛び出したのだ。得点にこそ至らなかったもののこれぞアルゼンチンサッカーの醍醐味とも言うべきスペクタクルな仕掛けを味わい、後半10分、満足のうちに眠りに落ちたのだった。。


 結局のところワールドカップの本番でもあるまいし空虚な戴きを得るために連携を試す貴重な時間を捨ててまで小細工を弄する必要などなかったのだと。特にドイツ(というか、クリンスマン)としては自国サポーターの前で今あるべき代表の姿をわずか5戦の間にアピールせねばならない義務を背負ってもいるわけだ。そして何よりドイツもアルゼンチンも、そしてブラジルも、相手がどこであろうと絶対に自分たちが負けるはずがないという尊大なる自負を持っている。

 アーセナルの華麗で繊細なタッチのゲームストーリーとは一線を隔した代表戦。日頃クラブチームで培われた組織力に個の力を結集させて、偶発的かつ感覚的な絡み合いの中で生まれる即興的なチームプレーの数々もまた多様な美しさを秘めている。果たして、覚悟を決めたゲルマン魂を拍子抜けさせることができるのかどうか、今度はブルーイレブンの自負を窺うことにする。

20:50:47 | guippo | No comments | TrackBacks

14 June

■ バルセロナ 日本遠征の吉と凶

ラーション!

 リーガ王者の登場に沸きあがる日産スタジアム。我々が陣取ったのはカテゴリ2(1〜4のうち2番目にランクされた席)ながらもゴールラインをバックスタンド側に伸ばした延長線上の接点となる1階席でありロケーションは絶好だった。スタンド中央部だと確かにフィールド全体を眺めるのにはちょうどいいが、ゴール前の攻防が選手の後ろからのビューとなってしまうためカメラを撮るには影になってしまう恐れがあるからだ。ここなら申し分ない。

 そしてチャンスは巡ってきた。後半、バルサ側の攻撃サイドへと陣地が変わり68分、右サイドでボールを受け取ったデコが左、左、右と華麗なフェイントで軽やかに奥のマークを外しセンタリング。狙い済ましてあげたクロスの先に、中沢を欠くマリノスディフェンス陣より頭1つ高くポニーテールが現れそのままズドン。3点目。

 直前のコーナーキック時に「どうせモッタにフォーカスしておけばいいんだろ」と判断していたのがズバリ的中した。逆サイドから放たれたクロスの軌道が手にとるように掴め見事に最高点から落下最中のモッタと、そしてジャンプするキーパーをフルスクリーンで捉えることができた。サッカーの撮影初体験だった私がバルサの勝ち越し点以上にはしゃいでいたのは言うまでもない。

 しかし・・・この5分ばかり後、コンパクトフラッシュ(以下、CF)の制御が効かなくなる。EOS20Dの初期不良がまた出たか(まだ購入時からファームウェアを更新していないため)と一旦電源を抜き挿し直すもどうやらそれが原因ではないようだ。上部の窓には「CF ERR」なる目にしたことのないコードが表示されていた。まあ仕方なしと残り時間はスペアのCFにて数枚撮影を続けた。

 試合は際どい判定のPKで同点に追いついたマリノスが健闘のドローで終えた。スタメンを大幅に欠きながらもスペクタクルなサッカーを魅せてくれたバルサ。前半はうたた寝でもしていたのではと思うほど後半は一転してピッチをところ狭しと動き回ったデコ。あれにロナウジーニョまでもが加わったらいったいどんなメタモルフォーゼを遂げるのか。バルサの攻撃側ゴールに30〜50台ともいうカメラが揃ったのに対しマリノスサイドは3つだけ。それだけの対価のあるエキシビジョンだったと自らのまとったオレンジのユニフォームに感謝を告げた。

 帰宅後、CFをカードアダプタを介してVAIOに挿すも音沙汰なし。カメラからUSB経由でアクションしても無反応。ただカメラ内の2.0インチのモニタでしか味わえない王者の雄姿。今はこのCFをどうにか救えないものかと日夜思案に暮れている、かというとそうでもないか。思い出は胸の中ですくすくと育っている。アーセナルも来ないかな。

21:02:30 | guippo | No comments | TrackBacks